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7つの大きな成果7 米国小児科学会7 Great Achievements

チャイルドシートとシートベルトの使用で赤ちゃんや幼児、子供の命を救う
Saving Lives with Car Seats and Seat Belts

アメリカの小児科学会(*1 American Academy of Pediatrics:AAP)は、研究の成果としての、
「7つの大きな成果」、の第7に「チャイルドシートとシートベルトで命を救う」を上げています。
アメリカの小児科学会のホームページの該当記事を参考のために翻訳してみました。
正確にはAAPの原文をご確認ください。
米国小児科学会のロゴ  左は、米国小児科学会のロゴです。

*1:アメリカ合衆国における小児科学分野の学会。殆どのアメリカ人小児科医が会員となっており、全ての乳幼児、青少年のために最適な体や心の健康、社会的な健全さ、幸福を実現することを使命とする。Ref. ウィキペディア

  1. 乳児と幼児の生命を救う予防接種による病気の予防
  2. 乳児をあおむけ寝に戻してSIDS(突然死症候群による死亡)を減らす
  3. 一般的な小児がんの治療
  4. 呼吸を助けることによって早産児を助ける
  5. 母親から赤ちゃんへのHIV感染の予防
  6. 慢性疾患を持つ小児の寿命を延ばす
  7. チャイルドシートとシートベルトの使用で赤ちゃんや幼児、子供の命を救う

以上の7つが挙げられています。
以下7番目に挙げられている「チャイルドシートとシートベルトの使用で赤ちゃんや幼児、子供の命を救う」についてを記載します。

(注)日本では道路交通法の改正により、2000年4月から乳児と幼児のチャイルドシート着用が義務化されました。 自動車の運転者は、チャイルドシートを使用しない6歳未満の乳児・幼児を乗せて、 運転してはならないことが決められています(道路交通法第71条の3第3項)。 なお、チャイルドシートの着用義務を過ぎても、2008年から後部座席でもシートベルト着用が義務となっています。

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チャイルドシートとシートベルトの使用で赤ちゃんや幼児、子供の命を救う

問題

自動車事故は、年齢1〜18歳の子供の主要な死亡原因です。
自動車の衝突で死亡した子供の3人に1人はチャイルドシートやシートベルトをしていません。

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発見

研究者は、交通事故が発生した時の運転手と乗員の挙動を研究し、自動車での死亡事故の寄与要素をより明らかにするために、衝突試験ダミー分析を使用しました。
このテストでは、適切に拘束されていないと、車体から放り出されるなど、赤ちゃんや子供の体が、多くの種類の致命的な傷害をどのように被るかを明らかにしました。
この傷害予防研究は、ベビーシート、チャイルドシート、ブースターシート、子供のシートベルトの着用を奨励し、法律の遵守を奨励するための「Click It or Ticket クリックイット オア チケット」*などの国民意識向上キャンペーンを含む、全国の政策変更を推進してきました。

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結果

1歳未満の赤ちゃんでは、ベビーシートを使用すると死亡率が71%低下します。
シートベルトのみを使用する場合と比較して、チャイルドシートを使用すると1-4歳の幼児では54%の傷害リスクを、4-8歳の子供ではブースターシートの使用で45%のリスクを軽減します。
ベビーシート、チャイルドシート、ブースターシートを使い終わり、大きくなって車のシートベルトが適するようになった子供や大人の場合、シートベルトを使用すると、死亡や重傷のリスクが約50%減少します。


Click It or Ticket
チャイルドシートとシートベルト装着運動の標語です。
クリックは、チャイルドシートやシーベルトを装着する際の音で、チケットは、違反切符(罰金)を意味しているようです。
ノースカロライナ州で1993年に始まった州レベルの運動で、当初特に10代や若い成人のシートベルト着用率を上げることを狙っていました。
その後ベビーシートやチャイルドシートの着用の機運と合わせて全米に広がり何十年にもわたり続いています。

次の画像はアメリカのウィキペディアの「Click It or Ticket」の項に掲載されているものです。
”カルフォルニア州におけるClick_It_or_Ticketの交通看板"
このキャンペーンのカルフォルニアバージョンの看板で、この交通看板は、広く設置されていると脚注があります。
オレンジ色の部分は、地図で見るカルフォルニア州の形をしています。
罰金が80ドルから91ドルと記載されています。
1ドル120円程度として丁度罰金1万円ほどになります。

ニューヨーク州のラマポ町警察のフェイスブックによると、2018年もベビーシートやチャイルドシートとシートベルトの装着“Click It Or Ticket”キャンペーンを5月21日から6月3日まで実施したそうです。2019年は5/20~6/2です。(2019年5月18日付Facebook)
ラマポ町のクリックイットオアチケットキャンペーンのロゴ
夏が近づきました。
高速道路は夏休みで家族を乗せた車でいっぱいになります。
ラマポ町警察は、自動車を運転する人と乗員が、安全のためにチャイルドシートやシートベルトのバックルを締めることを思い出していただくように、この全国シートベルトキャンペーンに参加します。
安全にドライブして夏を楽しんでください。
Town of Ramapo Police Department
とあります。

*5/21から6/3で、夏休み向けキャンペーンとは、やや早い気がするかもしれません。

メモリアルデー(戦没将兵追悼記念日:5月の最終月曜日)は、2018年は、5月28日(月)でした。
アメリカではこの日が一般に「夏の始まりの日」と認識されているようです。
タマポ町警察のフェイスブックに記載によると「the unofficial start of summer」(非公式な夏の始まり)と表現されています。

米国消費者製品安全委員会(CPSC) が、毎年のプールでの事故を防ぐキャンペーンを始めるのもこのころです。
アメリカでは、プールで、5歳以下の赤ちゃんや幼児の死亡事故が多く発生しています。2015年は、266件でした。

ちなみにレイバーデー(労働者の日:9月の第一月曜日)が、「夏の終わりの日」とunofficial(非公式)に認識されているようです。

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