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7つの大きな成果 2 Back-to-Sleep 米国小児科学会2018年4月topics

アメリカの小児科学会(*1 American Academy of Pediatrics:AAP)は、研究の成果としての、「7つの大きな成果」、の第2に「あおむけ寝に戻してSIDS(突然死症候群による死亡)を減少させたこと」を上げています。 アメリカの小児科学会のホームページの該当記事を参考のために翻訳してみました。
正確にはAAPの原文をご確認ください。

*1:アメリカ合衆国における小児科学分野の学会。殆どのアメリカ人小児科医が会員となっており、全ての乳幼児、青少年のために最適な体や心の健康、社会的な健全さ、幸福を実現することを使命とする。Ref. ウィキペディア

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小児科研究における7つの大きな成果

  1. 生命を救う予防接種による病気の予防
  2. あおむけ寝に戻してSIDS(突然死症候群による死亡)を減らす 。
    「Reducing SIDS with "Back to Sleep"」
  3. 一般的な小児がんの治療
  4. 呼吸を助けることによって早産児を助ける
  5. 母親から赤ちゃんへのHIV感染の予防
  6. 慢性疾患を持つ小児の寿命を延ばす
  7. カーシートとシートベルトの使用で命を救う

以上の7つが挙げられています。

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以下2番目に挙げられている「あおむけ寝に戻してSIDS(乳幼児突然死症候群による死亡)を減らす 。」についてを記載します。

最初に、「乳幼児突然死症候群 Sudden Infant Death Syndrome:SIDS」とは、その定義は、厚生労働省SIDS研究班 2012年(平成24年 )10月 乳幼児突然死症候群(SIDS)診断ガイドライン(第2版)によると「それまでの健康状態および既往歴からその死亡が予測できず、しかも死亡状況調査および解剖検査によってもその原因が同定されない、原則として1歳未満の児に突然の死をもたらした症候群。」とのことです。

おおむね、「1歳未満の赤ちゃんの原因不明の死亡」ということだと思います。
分かりやすいイメージとしては、SIDSは、元気で、すくすく育っていた赤ちゃんが、ある日突然死亡する、という病気です。

前述の診断ガイドライン(第2版)によると「疾患概念」は、「主として睡眠中に発症し、日本での発症頻度は、おおよそ出生6,000~7,000人に1人と推定され生後2ヵ月から6ヵ月に多く、稀には1歳以上で発症することがある。」とのことです。

ママやパパは、赤ちゃんにSIDSが起きるのは、特に生後すぐのことと思われているのではないでしょうか。生後6ヵ月になって、寝返りも打つようになった時も、SIDSのピークだということです。

では、以下がAAPの記事です。

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2.あおむけ寝に戻してSIDS(乳幼児突然死症候群による死亡)を減らす

問題

乳幼児突然死症候群(SIDS: Sudden infant death syndrome)は、crib death(ベッド死)とも呼ばれ、警告なく発生し、睡眠している間に関連しています。
SIDSと診断されるのは、死後の完全な調査の後、乳児の死亡についての説明が見つからない場合に限られて行われます。
SIDSは、生後1ヵ月から1才までの乳児の主要な死因となっています。
1993年だけでも、米国で幼児約4,700人が、1年間にSIDSで死亡しました。

*2:日本でのSIDS死亡数は、平成7年(1995年)579名、平成8年526名でした。
出典:厚生省平成9年度乳児死亡の防止に関する研究

*3:アメリカ合衆国の出生数は、2007年432万人となり以降若干減少して2010年から2016年まで400万人前後で、2017年は390万弱と急減しました。
日本は2017年約95万人で2年連続100万人を下回っています。
アメリカ合衆国は日本の4倍弱程度と見て数字を比較してください。
尚、前述の厚生省の資料は平成7年(1995年)ですが、その年の出生数は、119万人でした。

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発見

乳児がうつぶせで寝ると、SIDSで死亡するリスクは少なくとも2倍増加することが、研究で判明しました。


結果

その結果を受けて、1994年には、「Back-to-Sleep(あおむけ寝に戻そう)」キャンペーンが国立小児保健発達研究所(the National Institute of Child Health and Development)、米国小児科学会(AAP)、米国保健福祉省健康資源管理局母子保健局(the Maternal and Child Health Bureau of the Health Resources and Services Administration)とSIDSグループの協働によってはじめられました。

このキャンペーンの目的は、SIDSのリスクを減らすために、両親へ赤ちゃんを仰向けに寝かせることを勧めることでした。

米国小児科学会のSIDS班は、2005年に、すべての幼児に「あおむけ寝(Back-to-Sleep)」の実践を奨励する政策声明を発表しました。
調査によると、1993年から2010年にかけて、あおむけに寝かされている乳児の割合は、17%から73%に増加しました。
「あおむけ寝に戻そう(Back-to-Sleep)」キャンペーンの開始後、SIDSで死亡した幼児の数は、1993年の4,700人から2010年に2,063人に減少しました。

以上がAAPの記事です。

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乳幼児突然死症候群については厚生労働省のホームページにある「乳幼児突然死症候群(SIDS)について」をご参照されることをお勧めします。

厚生労働省は、平成11年度から、11月を乳幼児突然死症候群(SIDS)の対策強化月間と定め、SIDSに対する社会的関心を喚起するとともに、重点的な普及啓発活動を実施しています。
12月以降の冬期に発症しやすい傾向があることから、11月にしたとのことです。



SIDS の発症リスクを低くするための3つのポイント

  • 1歳になるまでは、寝かせる時はあおむけに寝かせる
  • できるだけ母乳で育てる
  • 保護者等はたばこをやめる

上記は厚生労働省のここ数年のポスターによります。

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上記のAAPの記事で明らかにされていることは、
1.うつ伏せで寝かされていた赤ちゃんにSIDSの発症頻度が高いことが疫学調査で明らかにされた。
2.そしてうつぶせ寝と突然死発症のメカニズムの関係は明らかではありませんが、仰向け寝を推奨するキャンペーンによってSIDSの発生率が減ったということだと思います。

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SIDSについては原因がはっきりしていないのですが、色々な原因や理由と対処法が言われています。
ご参考までに紹介させていただきます。

うつぶせ寝に関しては、仰向けよりも赤ちゃんの寝つきが良いと言われていました。
ところがうつぶせ寝すると、深く眠り過ぎて、呼吸をするのを忘れるのではないか、それがSIDSの引き金となっているのではないかという方もいます。

また、母体では、ママとベビーはへその緒でつながっていて呼吸をしていなかったから、呼吸をすることを忘れるのではないかといわれる方がいます。

また、SIDSは、おくるみや布団が多過ぎて、赤ちゃんの体温が上がり過ぎてしまうことが原因ではという方もいます。

愛育病院の名誉院長をされていた内藤寿七郎先生は、その著書の中で、幼児は、鼻水やうつぶせ寝などのちょっとしたことで酸欠になりやすく、それがSIDSの引き金になる可能性を述べられていました。

以上は可能性があるのではないかと、いろいろな専門家の方がご意見として言われたり書かれたりされていることです。

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日本では、平成28年(2016年)には、109名の赤ちゃんがSIDSで亡くなっており、乳児期の死亡原因としては第3位となっています。
(0歳児の死亡原因は、先天奇形、周産期異常、SIDSの順となっていました。)
出典:人口動態統計

*日本のSIDS死亡者数は、平成7年(1995年)579名から平成28年(2016年)109名へと激減しています。
1995年前後から東京女子医大の仁志田博司教授などにより、アメリカと同様に赤ちゃんの「うつぶせ寝をやめよう」という啓蒙が活発に行われました。
併せてSIDSの診断の厳密化が求められました。
前述の診断のガイドラインの作成や、診断の手引きの作成が行われ、従来SIDSと診断されていた中から一部が、他の病気と診断されるようになったことも、SIDS死亡者数が減った理由のようです。

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